アロエの成分解説

古代より苦味健胃薬として医学や薬学のディオスコリデス薬物誌といった古文書に記載され、日本では鎌倉時代に書物で紹介され、江戸時代には漢方薬で使用をされたと貝原益軒、小野蘭山などの書物に記載されています。

アロエは部位や種類が多く、サプリメントや医薬品がありますので注意が必要で、アロエも種類が非常に多いので一般的にはキダチアロエ、アロエベラ、キュラソーアロエなどといった種類のものが多くあります。

アロエの種類(主に一般的に用いられているアロエ)

医薬品となるもの

  • ケープアロエの液汁(日本薬局方にて規定)
  • アロエベラ、キュラソーアロエの液汁
  • キダチアロエの液汁(部位により医薬品)

食品となるもの

  • キダチアロエ(主に民間薬に使用。葉肉や葉、根は食品となる。)
  • アロエベラ、キュラソーアロエの根や葉肉:(多糖体のゼリー質部分が豊富。)

アロエの効果

キダチアロエ、ケープアロエ

健胃、緩下、瀉下作用があるといわれ、アロインと呼ばれる成分の含有量が高いといわれています。

アロエベラ

根や葉肉は多糖体のゼリー質部分が豊富に含まれ、皮はヒドロキシアントラセン誘導体のアロインが含まれています。

注意事項

連用に関して

 ドイツ保健省植物性医薬品委員会では医師の指導なしには連用(2週間以上)は避けたほうが良いといわれています。また、アロエ、センナは連用などにより、大腸の壁が黒くなる大腸黒皮症を生じる可能性がありますので注意が必要です。

大腸黒皮症は腸の運動率を低下させるおそれがあり、残便感を感じることによる下剤の使用に繋がる可能性があります。

摂取に関して

 摂取により体内でプロスタグランジンE2(PGE2)が分泌されます。このPGE2は、腸管や子宮の収縮、血管拡張、血圧低下、気管支拡張などの働きがありますので、妊娠や授乳をされている方、腎や痔疾患の方、子供は摂取を避けるべきとされています。

特に子供は下痢になったりするおそれがあります。量についてはパッケージに記載されている1日の摂取目安量以上には飲まずに、医薬品との併用にも注意をするようにしましょう。

含まれている食べ物やサプリメントについて

サプリメント

 サプリメント(健康食品)の場合が多いですので、種類と含有量を必ず確認しましょう。

医薬品

 アロエの中には医薬品として販売されているものもあります。

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