お土産でもらった「菊皇茶」

夏の時期には特に身体にある熱やその原因となる火を取り除く(降火)という考え方が中国にはあり、色々な養生の方法があるようです。特にお茶は一般的にも飲まれていますので試されてみてはいかがでしょうか。

1.喝莲子汤去心火(蓮子の茶を飲む:心火を取り除く)
寝汗や暑い時期に口内炎が出来やすい方、口が渇きやすい方、小便が短くて赤色、怒りっぽい方におすすめです。作り方は莲子(莲心ではない)を30g、クチナシ15g(ガーゼなどで包む)、氷砂糖を適当量を煎じ飲みます。(莲子は食べる)

2.吃猪肝可去肺火(レバーを食べる:肺火を取り除く)
空咳をして痰を出した際に粘り気がある方、潮を吹く寝汗、手足に熱を持っている感じがある、眠れない、舌が紅色になっている方におすすめです。作り方はレバー、菊花(ガーゼなどで包む)30gを一緒に煮てレバーが崩れず程度になったらレバーを食べて汁を飲みます。

3.喝绿豆粥去胃火(緑豆のおかゆを飲む:胃火を取り除く)
暑さによる軽い咳がある方、食欲不振、便秘、腹が張る、舌が紅色である、口が乾燥して苦い、大便が乾燥している方にお勧めです。作り方は石膏の粉を30g、餅米や緑豆を適当量で先に石膏を煎じて越した液体に餅米と緑豆を煮ておかゆにして食べます。

4.喝梨水去肝火(梨水を飲む:肝火を取り除く)
頭痛やふらつく方、耳鳴りがする方、目の乾燥がある方、口が苦くて口臭がある方におすすめです。作り方は川贝母(バイモ)10gを粉砕した末に皮を剥いて切った2つの梨を適量の氷砂糖とともに水とともに煮込んで飲みます。

5.吃猪腰去肾火(猪の腎臓を食べる:腎臓火を取り除く)
めまいのある方、耳鳴りのある方、物事が聞こえにくい方、腰痛のある方、潮を吹く寝汗のある方におすすめです。作り方は猪の腎臓を2つ、枸杞子(クコシ)、山萸肉を各15gを入れて煮込み、猪の腎臓を食べて汁を飲みます。

他にも三花茶(金銀花10g、菊花10g、茉莉花3gをお茶として飲む)、金銀花露(金銀花の花に水を入れて先に強火、後に弱火にして30分ほど蒸し、氷砂糖を入れて飲む)、蒲公英根茶、菊花茶、薏仁茶(炒めた薏仁10g、新鮮な蓮の葉5g、山査子5gを熱水で煮出す)、蓮の葉茶、决明子茶(ケツメイシ茶)、蒲公英茶などがあります。

日本では入手しにくいものもありますので菊花(キクカ)やケツメイシ茶などがおすすめではないでしょうか。また、意外と知られていない方法が冷たい物を飲まない、身体を冷やさないという事で冷たい水などを飲まずになるべく常温の水を飲むなどされる事をお勧めいたします。

熊本地震より1月が経過しました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに一刻も早い復興を心よりお祈りしております。

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夏の時期になかなかやる気が出ないという方には人参湯人参養栄湯などがおすすめです。また、熱中症や熱射病などの予防には白虎加人参湯などの漢方薬もお勧めです。

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