ナトリウムの成分解説

成人の体内には身体の成分の0.15%程度の約100gが存在し、約50%が細胞外液、約40%が骨、約10%が細胞内液などに存在しているといわれ、海水中には塩化ナトリウムとして大量に含まれています。

生命維持に必要不可欠な物質で、細胞膜の物質交換にかかわり、細胞膜の浸透圧、細胞液のpH度、水分調整や胃液や腸消化液の産生に関係しています。不足すると細胞外側の細胞液が減少することで血液濃縮が起こり、循環器の負担が増し、食欲減退などの原因になります。

注意事項

摂取について

食材に由来している成分ですので、問題はないとされていますが、塩分の摂り過ぎは高血圧などの原因となります。また、カリウムとのバランスも摂りながら摂取をしましょう。

その他

妊娠時に体重の増加に伴って細胞外液中のナトリウム濃度を一定にする為にナトリウムの摂取が必要になる場合がありますが、塩分の取りすぎによる妊娠中毒症の原因となる場合がありますので、注意しましょう。

発汗が多い場合には損失量を補充した方がよく、水分を単純に多量に摂取してしまうと「水中毒」になる場合がありますので、注意しましょう。

含まれている食べ物やサプリメントについて。

食べ物

食塩、味噌、醤油、マヨネーズ、トマトケチャップなど

サプリメント

ナトリウムは多くのサプリメント成分に含まれ、栄養成分表示を良く見て、併用する際には摂取量に注意しましょう。

カリウムの成分解説

 カリウムはナトリウムと異なり、細胞壁の内部に存在し、外部との物質交換に関係している細胞組織の浸透圧維持に貢献し、カリウムが多い場合には血液から細胞壁への水分移動があることで、血圧が下がるといわれています。

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