クリスマスと冬至

ところで12月22日は冬至でしたが、今年の冬至は19年に1度の朔旦冬至(サンタントウジ)という特別な日なんだそうです。この現象は月の特徴的な部分に関連しています。簡単に説明すると月は「新月→上弦(半月)→満月→下弦(半月)→新月」という現象を繰り返していますが、この新月の日と冬至の日が同じ日になる日を朔旦冬至と言われ、19年に1度の現象という事でもありますので珍しいと言われています。

冬至は1年の中で最も日中の時間が短い日でこの日から春分や夏至に向けて日が長くなっていきますので、太陽が照る時間が長くなっていきます。また、月も新月から上弦や満月に向けて新しく満ちて行く事になりますので、太陽と月も共に陰(暗い、寒い)部分が最大になって陽(明るい、暖かい)部分が発生していく(陰が極まり、陽に生ずる)・・・という事になりますのでおめでたい日とされています。

ところで冬至の関係で中国人の友人から質問を受けました。
中国の友人あなたは餃子を食べましたか?(你吃餃子了嗎?)
たーちゃんまだです・・・餃子ありません・・・(不是・・・我没有餃子・・・)
中国の友人早く食べて!(你快点儿吃吧!)

最初は意味が分かりませんでした・・・なんで餃子を食べなければいけないんだろうと・・・仕方が無いので翻訳ツールなどを使用しながら話をしてみると・・・どうやら中国で言われている諸説によると三国志よりも昔の後漢時代に張仲景(長機)という医師が居てその医師が長沙の太守(郡を任されていた長官の事)をしていた時代に冬の時代がとてつもなく寒い(厳寒)であったので対策を考えていたところ、ラム肉とトウガラシを刻んで煮た物を保存していたものを皮を用意してラム肉とトウガラシを仲良く包んで耳の形にして焼いた物を食べると寒さを取り除き、両耳が発熱して凍傷を治す物として伝えられ始めた事が原点だと言われています。また、北京では昔から冬にワンタンを食べて夏に麺を食べるという習慣があるとも言われていますが、餃子の方が一般的の様です。・・・

引用サイト:正見(中国語のサイト)
說起餃子的由來,與醫聖張仲景有關。東漢醫聖張仲景曾任長沙太守,因為他特別喜歡給人治病,當官的時候也採藥看病,後來就乾脆辭官回鄉,為鄉鄰治病。當他返鄉的時候,正趕上冬季嚴寒。張仲景看到不少人的耳朵都凍爛了,便讓其弟子在南陽東關搭起醫棚,架上大鍋,在冬至那天舍“祛寒嬌耳湯”醫治凍瘡。他把羊肉、辣椒和一些驅寒藥材放在鍋里熬煮,然後將羊肉、藥物撈出來切碎,用和好的麵包成耳朵樣的“嬌耳”,煮熟後分給來求葯的人,人們吃了“嬌耳”,喝了“祛寒湯”,渾身暖和,兩耳發熱,凍傷的耳朵都治好了。

過去老北京也有“冬至餛飩夏至面”的說法。相傳漢朝時,北方匈奴經常騷擾邊疆,百姓不得安寧。當時匈奴部落中有渾氏和屯氏兩個首領,十分兇殘。百姓對其恨之入骨,於是用肉餡包成角兒,取“渾”與“屯”之音,呼作“餛飩”。恨以食之,並求平息戰亂,能過上太平日子。因最初製成餛飩是在冬至這一天,後來每年在冬至這天家家戶戶都吃餛飩。

また、友人の話では上海などの南方では餃子では無く湯圓(餡の入った団子をゆでたもの)を食べる習慣があると言われていたり、麺や赤飯を食べる習慣なども掲載されていますが、通常は北京などの北方では餃子、南方では湯圓というのが現在は主流のようです。

日本では最近はあまり聞く事も少なくなりましたが「冬至の日にはかぼちゃ食べると風邪ひかない」ということわざにもあるようにカボチャ(南瓜)を食べる事が有名です。カボチャ(南瓜)に含まれるビタミンCなどのビタミンが豊富ですのでおすすめですね・・・他にもゆず湯にも入ったりもします・・・

・・・ちょうど12月22日は飲み会がありましたのでということで飲みに行った際にみんなで餃子を食べました。自分の勝手な解釈でもありますが、良く福耳とかとも言われていますので何となく福(耳)を落とさないようにするという事にも繋がるのかもしれませんね・・・

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中国では十病九寒(冷えは万病の元)とも言われている場合も多くあります。特に寒い季節には身体を温めていくことが大切だと言われています。最近では火神派という考え方も多くある様で身体を温める力を補給したり、身体を実際に温めたりする場合もあるようです。主に金時ショウガ麻黄附子細辛湯などの漢方薬がおすすめといわれています。

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