ビタミンB7(ビオチン)について

 ビタミンB7(ビオチン)は水溶性ビタミンで、一般的にはビオチンとよばれ、皮膚炎を予防する為の成分として発見されました。補酵素Rとも呼ばれ、糖質、脂質、タンパク質の代謝に働くことで、エネルギー産生を行います。
 ビタミンB7(ビオチン)は皮膚や髪だけでなく、無気力や鬱症状を抑えるビタミンでもあります。皮膚や粘膜の健康維持に対しては、単体成分ではなく、ビタミンA、B2、B3(ナイアシン)、B6などと一緒に摂取しなければ効果が得られません。また、ビタミンB群はB同士で互いに連携をしている場合がほとんどになりますので、ビタミンB群のサプリメントがおすすめです。
 ビオチンの不足は白髪、脱毛、無気力、鬱、食欲不振、疲労、筋肉痛などが生じる原因になります。また、妊娠時に不足してしまうと奇形児が産まれる確率が高くなるといわれています。

参考情報

・栄養機能食品の表示情報
(1)栄養機能食品の場合、表示してもよい内容
 1.ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
(2)栄養機能食品の場合、表示しなければならない内容
 1.本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
 2.1日の摂取目安量を守ってください。

注意事項

・摂取について
 食材に由来する成分であり、水溶性ビタミンですので、多量摂取でも基本的には尿として排出されますので、特に問題となる健康被害や副作用はないといわれています。生卵をたくさん食べることで、卵白に含まれる成分がビオチンと結合してしまい、吸収阻害を行ってしまい、ビオチン不足になる可能性があります。

含まれている食べ物やサプリメントについて。

・食べもの
 牛・豚・鶏のレバー、鶏卵、イワシ、落花生、クルミ、きなこなど
・サプリメント
 ビタミンB7(ビオチン)はサプリメントでも摂取することが可能で、サプリメントの場合にはビタミンB群での含有が多く、併用する際には注意しましょう。

免責事項

 家庭のサプリメントでは、成分別解説と症状別解説とを分けて解説し、これらの情報はあくまでも参考程度にとどめ、ご利用いただければと思います。また、これら情報は効果効能を保証するものではありません。このホームページに記載しております情報の転載・コピー・利用に関しましては一切お断りをさせていただきます。