ビタミンAについて

 レバーや肝油などの動物性食品に含まれているレチノール、レチナール、レチノイン酸と緑黄色野菜に含まれているベータカロチンとがあり、サプリメントの場合にはベータカロチンとして含まれています。ベータカロチンはビタミンAになる前の状態で、体内で必要量に応じてビタミンAに変換され、抗酸化作用などがあります。また、皮膚などの上皮組織に複雑に働き、粘膜を正常に保ちます。
サプリメントの場合には、ベータカロチンの含有が主になり、ビタミンAになる前の状態(前駆体)で体内で必要に応じてビタミンAに変換されると共に、ベータカロチン自体が抗酸化作用などを持つ成分です。また、小腸から吸収され、肝臓に貯蔵されます。レチノールを過剰に摂取してしまうと過剰症(頭痛、嘔吐、発疹、疲労感)が起こる可能性があり、欠乏してしまうと暗い所で視力低下(夜盲症)を引き起こしたり、皮膚や粘膜にも異常を生じる原因になります。

参考情報

・栄養機能食品の表示情報
(1)栄養機能食品の場合、表示してもよい内容
 1.ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。
 2.ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
(2)栄養機能食品の場合、表示しなければならない内容
 1.本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
 2.1日の摂取目安量を守ってください。
 3.妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。(ただし、3についてはベータカロチンの場合は記載する必要はありません。)

注意事項

・摂取について
 ビタミンAとしてレチノール、レチナール、レチノイン酸が使用されている場合には、これらの成分は脂溶性ビタミンですので、体内に蓄積されますので、注意が必要です。

含まれている食べ物やサプリメントについて。

・食べもの
 鶏・豚・牛のレバー、アンコウ、ウナギの肝、アナゴ、ホタルイカ、西洋カボチャなど
・サプリメント
 ベータカロチンはサプリメントでも摂取することが可能です。ただし、マルチビタミンでの含有が多く、併用する際には注意しましょう。

免責事項

 家庭のサプリメントでは、成分別解説と症状別解説とを分けて解説し、これらの情報はあくまでも参考程度にとどめ、ご利用いただければと思います。また、これら情報は効果効能を保証するものではありません。このホームページに記載しております情報の転載・コピー・利用に関しましては一切お断りをさせていただきます。