ビタミンB群について

 ビタミンBは水溶性ビタミンで、B1、B2、B3、B5、B6、B7、B9、B12の8種類を示しています。ビタミンB群は体内における糖代謝や脂質代謝などの物質代謝に欠かせない成分で、生体活動に必要なエネルギーが作り出される過程でビタミンB群が補酵素として働きます。また、特にダイエット中の女性やストレスなどの多い環境の方は摂取されるとよいかと思います。

・ビタミンB群の種類
 チアミン(VitaminB1)
 リボフラビン(VitaminB2)
 ナイアシン(ビタミンB3)
 パントテン酸(VitaminB5)
 ピリドキシン、ピリドキサミン、ピリドキサール(VitaminB6)
 ビオチン(VitaminB7)
 葉酸(ビタミンB9)
 ビタミンB12(VitaminB12)

ビタミンB群の別名に関する簡単な情報

チアミン(VitaminB1)
 チアミンはビタミンB1 (vitaminB1) とも呼ばれています。ビタミンB1は水溶性ビタミンです。日本では1910年に鈴木梅太郎がこの物質を発見し、1912年にオリザニンと命名したことでも知られています。肉体疲労などがひどい場合にはビタミンB1を摂取する必要があり、アリナミンAなどの滋養強壮剤の医薬品などにもビタミンB1誘導体のフルスルチアミンなどのビタミンB1成分が含有されている場合があります。

ナイアシン(ビタミンB3)
 ビタミンB3にはニコチンアミドとニコチン酸があります。これらの成分の名称由来がタバコなどの成分と構造が似ているためにニコチンの名前が使用されているために、有毒のニコチンとの混合しやすく、わかりにくいために通常はニコチンアミドとニコチン酸をまとめてナイアシンという名称が使用されています。昔はビタミンB群の中でも3番目に発見されたこともあり、ビタミンB3と呼ばれていました。

パントテン酸(VitaminB5)
 ビタミンB5はパントテン酸とも呼ばれ、ギリシア語の「あらゆる場所」という意味から由来しています。

ピリドキシン、ピリドキサミン、ピリドキサール(VitaminB6)
 ビタミンB6には主にピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミンがあり、それらを総称してビタミンB6と呼んでいます。ピリドキシンは赤血球生産を促進すし、ナトリウムとカリウムのバランスをとることを助け、ピリドキサールは欠乏することでてんかん等の原因になるといわれています。

摂取のポイント、注意事項

 ビタミンB群は基本的には協力し合いながら作用するため、単体で摂取するのではなく、ビタミンB群としての摂取が好ましいです。また、マルチビタミンという形式でのサプリメントで摂取する場合に、何種類ものビタミンサプリメントを併用される場合にはビタミン各種が摂取目安量以内に収まるように選択されるのが懸命ではないかと思います。

免責事項

 家庭のサプリメントでは、成分別解説と症状別解説とを分けて解説し、これらの情報はあくまでも参考程度にとどめ、ご利用いただければと思います。また、これら情報は効果効能を保証するものではありません。このホームページに記載しております情報の転載・コピー・利用に関しましては一切お断りをさせていただきます。