エゾウコギ(シベリア人参)の成分解説

ロシアでは精神安定剤や抗うつ剤として精神科では最初に選択される成分だといわれています。サポニンやフラボノイドと呼ばれる成分も多く含んでいますので滋養強壮や抗酸化作用などもあると言われています。

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エキナセアの成分解説

アメリカ先住民族の万能薬として歯痛、喉の痛み、風邪、伝染病などに用いられ、19世紀にドイツで主に研究が行われ、免疫機能を刺激することで、感染症などの治療に対して有効であることが確認されています。また、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用などもあるといわれています。

 エキナセアの中でもプルプレア種と呼ばれる種類から精製することができる多糖類はマクロファージを強く活性化させる特性があり、酸素ラジカルを放出することで、ガンやウイルスに対して認識、攻撃するシステムの強化をする作用があるといわれています。

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アロエの成分解説

古代より苦味健胃薬として医学や薬学のディオスコリデス薬物誌といった古文書に記載され、日本では鎌倉時代に書物で紹介され、江戸時代には漢方薬で使用をされたと貝原益軒、小野蘭山などの書物に記載されています。

アロエは部位や種類が多く、サプリメントや医薬品がありますので注意が必要で、アロエも種類が非常に多いので一般的にはキダチアロエ、アロエベラ、キュラソーアロエなどといった種類のものが多くあります。

アロエの種類(主に一般的に用いられているアロエ)

医薬品となるもの

  • ケープアロエの液汁(日本薬局方にて規定)
  • アロエベラ、キュラソーアロエの液汁
  • キダチアロエの液汁(部位により医薬品)

食品となるもの

  • キダチアロエ(主に民間薬に使用。葉肉や葉、根は食品となる。)
  • アロエベラ、キュラソーアロエの根や葉肉:(多糖体のゼリー質部分が豊富。)

アロエの効果

キダチアロエ、ケープアロエ

健胃、緩下、瀉下作用があるといわれ、アロインと呼ばれる成分の含有量が高いといわれています。

アロエベラ

根や葉肉は多糖体のゼリー質部分が豊富に含まれ、皮はヒドロキシアントラセン誘導体のアロインが含まれています。

注意事項

連用に関して

 ドイツ保健省植物性医薬品委員会では医師の指導なしには連用(2週間以上)は避けたほうが良いといわれています。また、アロエ、センナは連用などにより、大腸の壁が黒くなる大腸黒皮症を生じる可能性がありますので注意が必要です。

大腸黒皮症は腸の運動率を低下させるおそれがあり、残便感を感じることによる下剤の使用に繋がる可能性があります。

摂取に関して

 摂取により体内でプロスタグランジンE2(PGE2)が分泌されます。このPGE2は、腸管や子宮の収縮、血管拡張、血圧低下、気管支拡張などの働きがありますので、妊娠や授乳をされている方、腎や痔疾患の方、子供は摂取を避けるべきとされています。

特に子供は下痢になったりするおそれがあります。量についてはパッケージに記載されている1日の摂取目安量以上には飲まずに、医薬品との併用にも注意をするようにしましょう。

含まれている食べ物やサプリメントについて

サプリメント

 サプリメント(健康食品)の場合が多いですので、種類と含有量を必ず確認しましょう。

医薬品

 アロエの中には医薬品として販売されているものもあります。

アラビノキシラン(米ぬか)の成分解説

しいたけ、スエヒロタケなどの菌糸体に含まれている酵素を米ぬかに由来したヘミセルロースに作用させることで得られる成分です。主にバイブラン、MGN-3とも呼ばれ、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させると言われています。

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主なサプリメント事情

日本でのサプリメント事情

 日本ではサプリメントは基本的には一般的な食べ物(食品)として取り扱いがされています。ただし、ある程度の効果が認められた場合には特定保健用食品(トクホ)や特定用途食品として表示が「◯◯が気になる方に」といった表示が認められていたり、含有している量によって成分に関する機能性表示を行う事ができる栄養機能食品があります。2010年3月末までは病者用食品の表示もありましたが、特定用途食品としての表示になりましたので、現在は廃止となっています。また、サプリメントに関する監督官庁は食品となりますので、主に農林水産省の管轄、特定保健用食品は消費者庁となっています。

 サプリメントは主に食品衛生法によって規制され、特定保健用食品や特定用途食品、栄養機能食品以外の場合には、効果効能などに関する表示については原則としては出来ず、薬事法によって規制されています。ただし、最近では一部の成分に関する効果効能の表記が科学的根拠が存在すれば表記を認める方向性との報道もあります。一時期デトックスなどの表記においては、薬事法違反の可能性があるとして商品名としての表記を取り止めを求めた例などもあります。

アメリカでのサプリメント事情

 アメリカでは日本とは医療制度などにいても異なる為に予防医学という概念やサプリメントによって改善を期待して使用がされる場合もあり、医療費も高額と言うこともあり、広くサプリメントが認知され、用いられています。比較的サプリメントであっても効果効能として連想をさせるような表記や堂々と効果効能を表記している例も少なくないといわれています。しかしながら、アメリカのサプリメントは日本のサプリメントと異なり、アメリカ人向けのサプリメントであるため、日本人が摂取をしようとする際には、量の加減などを行う必要性があります。

ヨーロッパでのサプリメント事情

 ヨーロッパでは一般的なサプリメントとして扱われている場合が多いが、一定基準がもうけられているのが特徴的であると言えます。ヨーロッパでは昔からハーブなどの歴史も多くあり、ある一定のハーブに関しては医薬品としての認可が与えられる国も多く存在しています。また、特にドイツでは代替医療なども先進的に行われているとも言われています。

サプリメントに関係ある資格

サプリメントアドバイザーとは?

 サプリメントアドバイザーとは、サプリメントやその他の健康食品などに関する摂取方法などをアドバイスすることを目的に各協会が定めている基準を満たしている場合に認められている民間の認定資格です。サプリメントの専門家とも一般的には言われ、厚生労働省のガイドラインでは、様々な健康食品が大量に流通している中で、消費者が食生活や健康状態に応じた健康食品を、安全かつ適切に選択し、摂取するためには、これらの食品の成分や機能、活用方法などについて理解し、正しい情報を提供できるアドバイスする人間が必要であるとしています。

登録販売者・薬剤師・医師とは?

登録販売者

 登録販売者は一般用医薬品の第二類医薬品までを販売する事ができる国家資格です。主に店舗販売業(ドラックストアなど)の管理を行うことができます。

薬剤師

 薬剤師は一般用医薬品では第一類医薬品(要指導医薬品を含む)及び調剤をする事ができる国家資格です。主に薬局を開設する事が出来ます。

医師

 医師は診断や治療・処方箋の発行などを行う事ができる国家資格で主に病院やクリニックなどを開設する事が出来ます。

妊娠、授乳中などの摂取について

 妊娠中、授乳中などのサプリメント摂取は特に問題はありませんが、サプリメントの成分によっては服用を避けるべき成分も含有されている場合もありますので、一度専門家に相談をされてから摂取されるのがよろしいかと思います。

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サプリメントの飲み合わせの注意点

サプリメント同士の飲み合わせ

 特に問題なく併用は可能である場合が多くありますが、例えばビタミンやミネラルなどの場合にはビタミンやミネラルをそれぞれで単体成分同士で含有されていれば問題はありませんが、マルチビタミンやそれぞれのサプリメントで同じ成分が配合されている場合には、摂取したい成分とは他の成分で過剰摂取になってしまう可能性があります。
 同じ成分同士で摂取することで過剰摂取になる成分が出てしまう場合には、サプリメントの併用をやめる、別のメーカーのサプリメントを摂取するなど工夫が必要です。また、サプリメントアドバイザー・登録販売者・薬剤師・医師などへ相談されてみるのもよろしいかと思います。

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外国のサプリメントについて

入手方法

 入手方法は主に2種類に分けられ、日本支社がある会社のサプリメントと個人輸入があります。それぞれ注意点もありますが、日本支社がある会社のサプリメントについてはきちんとしているメーカーの商品も多いので、相談をしながら購入されるのも良いかと思います。

日本支社のある海外メーカーのサプリメント

 日本支社があるので比較的安心です。個人輸入よりも日本支社がありますので責任がきちんとしていたり、安全に流通している事も多く、安心して利用ができるサプリメントが多くあります。

個人輸入で入手する

 国を超えた個人同士でのやりとりの為、個人輸入代行業者に依頼をしても商品が来ない場合があったり、摂取目安量は日本人向けではないので、日本人向けの量での摂取が必要です。

 個人輸入の場合は日本では医薬品としての成分が配合されたりしているサプリメントも入手可能であるため、自己責任となります。健康被害に遭った場合には補償などは一切ありません。

注意項目

日本支社のある海外メーカーのサプリメント

マルチ商法、連鎖販売取引の場合も…

 まれにマルチ商法や連鎖販売取引といった販売をされている場合があります。金稼ぎや実際には添加物などが含まれているのに自然の物しか入っていないので良いなどという口実を元に販売されている場合などが多く、実際にあった例としては、カタログとパッケージの含有量表示に違いがあったり、おすすめしている方が成分含有量が多いサプリメントを1日に何度も飲まれていた場合もありますので、連鎖販売取引やマルチ商法自体は違法ではありませんが、口述や販売方法自体が違法な場合もあり、あまりそういったメーカーの摂取に関してはおすすめできるものではありません。

海外からの個人輸入

医薬品成分の含有

 日本では医薬品として定められている成分が含有している可能性があります。この場合は未認可医薬品となり、本来は日本では販売することもできません。また、個人輸入で医薬品成分の入っているサプリメントを外国から購入し、譲渡や販売した場合には薬事法違反となります。

金額や個数、税金

 金額や個数などによっては入手不可(没収)や関税がかかる場合があります。また、摂取の際は日本の基準と外国の基準は異なりますので、過剰摂取などに注意が必要です。

健康被害

 海外からサプリメントや医薬品を個人輸入をした場合は摂取後の健康被害に関しては日本では健康被害補償の保障対象外となり、自己責任となります。

キレート加工について

 キレート加工とはサプリメントの成分をより吸収させるために加工されているものです。日本のサプリメントでは薬事法などの関係でキレート加工を行うことが出来ず、その主な理由としては、成分吸収の向上は期待ができるものの、体質、体調による影響が出る場合も多く、気分悪化、頭痛、目の疲れ、尿が濃い、体臭がすごくなった、肝臓の数値が悪化したなどといった症状がでると言われています。

外国での関係機関

アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)

 通称FDAと呼ばれ、消費者が日常生活によって接する機会がある食品、医薬品などの商品に関して、許可や違反品の取締りなどといった事を専門的に行っているアメリカ合衆国政府機関です。アメリカ国内、国外でもアメリカに輸出しているサプリメントなどの場合に記載されている可能性があります。

大韓民国食品医薬品安全庁(Korea Food & Drug Administration)

 通称KFDAとも呼ばれ、大韓民国で製造されたサプリメントなどに記載されている場合があります。食品、医薬品などの体制を構築、運営していくことで、関連産業における競争力向上という大韓民国国民の期待に応じる為に設立された国家の行政機関です。

国際標準化機構(International Organization for Standardization)

 通称ISOと呼ばれ、民間の非政府組織ではありますが、電気分野以外の工業分野で国際基準、規格として策定している事で広く用いられています。番数ごとに規格が異なり、9000番台は品質管理に関する規格、14000番台は環境に関する規格、22000番はHACCPに関する規格といった形で定められています。

GMP

 WHO(世界保健機構)では、「製品が一貫して生産され、その使用目的に適合し、製造承認によって求められるような品質規格に統制されていることを保証する品質保証の一部」と定義され、当初は医薬品製造に関する項目として言われていましたが、最近ではサプリメントでも用いられるようになり、主にアメリカ、日本、大韓民国、中国でもGMPが採用されています。

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サプリメントの使い方について

サプリメントの使う場面について

 病気予防や栄養補給など用途や目的などによってさまざまな使い道や成分、摂取量などがありますので、人それぞれ異なるのではないかと思います。ただ、次の摂取の際に注意がありますので、ポイントにまとめましたので、注意をしながら摂取するようにしましょう。

普段の生活環境の状況が原則です。

  • 日常生活が原則
    日常生活や環境などにより、摂取するサプリメントの種類などは全く異なります。サプリメントの種類もたくさん飲めば良いということではなく、ポイントを決めて摂取するようにされると良いかと思います。

食事の代わりにはしない。

  • 日常生活の食生活から身体にとって必要な成分を補うことが出来ます。
  • 食事の代わりとしてサプリメントの摂取で済ませることは止めましょう。
  • 病気などによりやむを得ない場合など特別な事情ある場合には食事の代わりとしての摂取はOKです。)

摂取量に注意しましょう。

  • サプリメントはたくさん飲めば良いというものではありません。1日目安量は安全に摂取をすることが出来る量となりますので、目安量を守りながら摂取しましょう。
  • サプリメントの併用に気をつけましょう。特にビタミンやミネラルが例として挙げられたりしていますが、サプリメントを数種類併用する場合には摂取することができる成分が過剰摂取にならないように注意が必要です。

成分含有量と価格帯について

  • 正直、金額だけではわかりませんので、サプリメントは金額だけで決めるのだけはやめましょう。
  • 食品ですので、内容量や原材料、栄養成分表示などを見ながら決めるのが理想的です。
  • 金額が高いから成分がたくさん入っている、金額が安くて成分は成分は多いけどカロリーや塩分が高いといったように金額や成分が含有している量には大きい差があります。

サプリのラベルの見方(正しく安全なサプリメントを選ぶ)

サプリメントに貼られているラベル

 各商品に記載されているラベルを確認することで、成分や原材料などといった必要事項の確認ができます。主にラベルに比較的記載されている項目について紹介します。

項目1:栄養成分表示

  • カロリー、ナトリウム、タンパク質、炭水化物など栄養摂取に関しての項目が記載されています。特に食事制限などがある場合には注意が必要です。
  • 主成分に関しても記載されることも多いが、主成分表示という項目を設け、含有している主成分を別途記載される場合もあります。

項目2:原材料

  • カニ、エビ、牡蠣灰などサプリメントが製造される過程などにおいて用いられている材料が記載されています。
  • 食物アレルギーなどがある場合には必ず確認しておきましょう。

形状、製造業者や販売業者の情報があるか。

  • カプセル、粒、液体などサプリメントにも種類がありますので、苦手な形状がある場合には確認をしましょう。
  • 製造業者や製造販売者などの情報がきちんと表示されているサプリメントを選びましょう。

摂取期間について

海外では医薬品の場合

実際に外国では医薬品として認められている成分で日本では食品として販売できる成分などの場合には比較的薬として考える場合もあります。また、個人輸入などによる海外のサプリメントはキレート加工など日本では認められていない加工方法などがされている場合もありますので一般的には日本のサプリメントをおすすめされる場合がほとんどです。

日本では食品の場合。

普通にサプリメントとして販売されているのが一般的となっています。速攻性は考えにくく、最低1~3カ月程度は必ず飲み続けていない意味がない場合が多いです。相談をある程度の期間ごとにされてみるのも手段かと思います。

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